フッティールーテンのベルゲンでの乗船手続き

ベルゲン港

ノルウェーの沿岸を航行する、世界で一番美しい船旅とも称されるクルーズ船「フッティルーテン」。

乗船前には、飛行機と同じように手荷物検査やチェックインの手続きがあります。
と言っても特段難しい手続きはなく、通常のクルーズ同様の手続きなのですが。

クルーズが初めての人でも不安なく乗れるよう、アクセス方法や時間、気を付ける点など詳しく解説していきます。

フッティルーテンの乗船場所

ベルゲン駅
ベルゲン駅

日本からフッティルーテンに申し込む場合、申し込めるコースは、キルケネス→ベルゲンへ北部から南へ向けて南下する南行き6日間の片道クルーズ、またはその逆にベルゲン→キルケネスへ北へ向けて北極圏を越えて行く、北行き7日間の片道クルーズ、もしくはその両方で往復する12日間のクルーズになります。
その途中で乗り降りする区間乗船は受け付けていません。

そのため乗船場所は必ず、ベルゲンかキルケネスのどちらかになります。

キルケネス港

人気があるのはベルゲンからの南行きの片道コースのため、ここではベルゲンのターミナルでの乗船方法を解説していきます。

フッティルーテンのベルゲンターミナルアクセス方法

フッティルーテンのベルゲンターミナルへアクセスする方法は、大きく分けて2つあります。

■タクシーの場合
市内ホテル~ターミナル:約 NOK300~(約 15 分)
ベルゲン空港~ターミナル:約 NOK1000~(約 45 分)


■専用バスの場合
ベルゲン空港から、港行きのFlybussenのエアポートバスが出ています。
路線バスはありませんが、街中からでもエアポートバスに途中のベルゲン列車駅、市内ホテルから乗車可能です。どこから乗る場合でも、事前に予約必須なのでご注意を。
バス停は以下の通り。

専用バス乗車場所

  • ベルゲン空港(約 45 分)
  • ベルゲン列車駅 所要時間約 20 分(駅出口右側のアーチ下/Zander kaaes gade 通り)
  • ベルゲンホテル  所要時間約 15 分 ホテル例↓
    Radisson Blu Royal/Clarion Collection Havnekontoret(最寄りバス停:Dreggsallmenningen bus stop /26 m)
    Clarion Hotel Admiral(最寄りバス停:Strandkaiterminalen bus stop (120m)

…とこのようにバスが空港から出てはいるのですが、ヨーロッパの飛行機はストライキでの欠航は日常茶飯事。
クルーズ乗船日当日にベルゲンに到着する予定を立てるのはとても危険です。乗り遅れても船は待ってくれず、そのまま出航してしまいます。
こうなったら、後の乗船地へ自力でどうにか先回りしないともう船に乗れません。

そんなことにならないよう前日までに必ず到着し前泊し、余裕を持って港へ行きましょう。

ベルゲン前泊ホテル


私は専用バスが近くにくるホテルではないところに泊まったため、港まではタクシーを利用しました。
歴史ある建物をリノベーションした、とってもおしゃれなホテルで、値段はそこまで高くなくおすすめだったので、ホテルについても別記事でご紹介します。

フッティルーテンターミナル(JEKTEVIKSTERMINALEN)
住所:Hurtigruteterminalen : Nøstegate 30, N-5010 Bergen(11:00-21:00)

フッティルーテンのチェックイン方法

フッティルーテンのチェックイン

船の出航時間は20:30ですが、乗船時間が決まっており、もっと前からする必要があります。

 乗 船 時 間:15:30 ~ 19:00

乗船時間より前に行列ができ始めます。なお、港の周りにはお店など何もなく時間をつぶすのが難しいため、チェックイン時間よりあまり前にくるのはお勧めしません。

時間が来たら、列に並んでチェックイン手続きを。1階のチェックイン・カウンターでパスポートや予約時にもらった書類などを見せて、クルーズカードや書類が入った封筒をもらいます。
封筒に記載されているのは、キャビン番号や、クルーズ中の夕食の時間やテーブルの番号など。

スーツケースなのどの大きな荷物は、X線の検査を受けた上で預け入れると、客室まで運んでくれます。ただ客室に届くのには時間がかかるため、乗船後すぐに使いたいものは手荷物として自分で持っていきましょう。
ちなみに、ヘアアイロンなど火災の危険のあるものはもちろん船内持ち込み不可ですのでご注意を。

チェックイン後に向かうターミナル2階には、ゲストラウンジがあります。

フッティルーテンのゲストランジ

このラウンジ奥のシアターで、必ず安全セミナーを受ける必要があります。飛行機でもある、緊急時の避難などの動画の視聴ですね。所要時間10-15 分で終わります。

ラウンジでは軽食なども食べられます。せっかくなので早めにチェックインを済ませましょう!

キルケネスに向けて、いざ出航!

ベルゲン港


さて、夢にまでみたオーロラクルーズの船内へ!
キャビンに入室できるのは18:00~と聞いていたのですが、ちょっと早めに入れてラッキー。
お部屋で写真を撮ったり、船内を散策したり、ラウンジで軽食を食べたりしていたらあっという間に出航時間が近づいてきました。

出航の瞬間を迎えるのは、やはりデッキしかないでしょう、ということで、急いで外へ通じるドアを開けて甲板へ。
夜の長い北欧の冬。あたりはすでに真っ暗です。

フッティルーテンの乗船方法


クルーがシャンパンを配ったりして、お祝いムード。デッキの上は記念撮をする人たちでいっぱい。

気づかないほどゆっくりと岸から離れていく、フッティルーテン。
徐々に遠ざかるベルゲンの夜景に手を振って見送ったら、フッティルーテンでめぐる世界で一番美しい船旅、いよいよ始まりです!

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